3Dテレビは今どうなった?家で3D映画を見るための機器と3Dブルーレイ
この記事について:公開されている情報をもとにOwl3Dが執筆しました。出典(全22件)は記事の最後に掲載しています。
結論
国内の3Dテレビは、2017年に新製品がなくなったと報じられています。AV Watchの2017年6月9日の記事によると、パナソニック、シャープ、LG、東芝、ソニーの5社がその年に発売した新製品に、3D対応テレビは1機種もありませんでした[1]。今、家で3D映画を見るための機器は、3D対応プロジェクター、VRゴーグル、裸眼3Dディスプレイなどです。3Dブルーレイの新作と、それを再生できるプレーヤーは、今も販売されています。この記事は、Owl3D Shiftを製造・販売しているOwl3Dが書いています。

2011年1月の展示会「CES」で展示されたソニーの3Dテレビ「ブラビア」。写真:ETC@USC、Wikimedia Commons、CC BY-SA 2.0、トリミングして掲載
この記事のポイント
- 手持ちの3Dブルーレイは、3D対応のプレーヤー、3D対応プロジェクター、3Dメガネがあれば見られます。詳しくは3Dブルーレイを見るにはへ。
- 日本での価格は、機器ごとに比較表にまとめました。
- プロジェクターによって、使える3Dメガネの方式が違います。詳しくは3Dメガネの方式へ。
- Owl3D Shiftは、パソコンで再生している2Dの映画を、その場で3Dに変換します。AIによる変換であり、スタジオが制作した3D版ではありません。
3Dテレビは今も買えますか?
私たちが調べた範囲では、新品の3Dテレビは見つかりませんでした。2026年10月11日に価格.comの「液晶テレビ・有機ELテレビ」の製品一覧を開いたところ、最初のページには、絞り込み条件にも「3D」の文字はありませんでした[2]。
新製品がなくなったと報じられたのは2017年です[1]。WIRED.jpも2023年2月の記事で、LGとソニーが2017年に3Dテレビの生産を中止したと伝えています[3]。
家で3D映画を見るための機器を選ぶ

| 機器 | 3Dで見られるもの | 必要なもの | 日本での価格例 |
|---|---|---|---|
| 3D対応プロジェクター | 3Dブルーレイ[4] | プロジェクターに合った3Dメガネ(見る人数分)、3D対応のプレーヤー、ハイスピードHDMIケーブル[4] | XGIMI HORIZON 20 Proは、メーカーの日本向けストアで349,900円。同じページの仕様表で「3D」は「対応」ですが、対応する3D形式と3Dメガネの方式は書かれていません[5] |
| VRゴーグル:Meta Quest(メタクエスト)など | サイドバイサイド(SBS)やトップボトムの3D動画ファイル(アプリ「SKYBOX VR Video Player」の場合)[6] | 動画を再生するプレーヤーアプリ[6] | Metaの日本向けサイトで、Meta Quest 3Sは59,400円から、Meta Quest 3は102,300円から[7] |
| Apple Vision Pro | Apple TVアプリで購入またはレンタルした3D映画(Appleのユーザガイドによる)[8] | Apple TVアプリ[8] | Appleの日本向けストアで649,800円から[9] |
| 裸眼3Dディスプレイ(Owl3D Shift) | SBSやトップボトムの3D動画ファイル。パソコンで再生中の2Dの映画は、AIがリアルタイムで3Dに変換 | Owl3Dアプリを動かすパソコン。3Dメガネは不要 | 価格はOwl3Dストアで国ごとに表示されます。日本へお届けします[10] |
時点で確認:日本での価格。
なお、ストアは日本国外から開いて確認しました。日本での取り扱いや価格は異なる場合があります。
プロジェクターには、今も3D対応の機種があります。ホームシアター専門店のアバック新宿本店は、2026年1月のブログで、VictorのDLA-V900R、ソニーのVPL-XW7000、エプソンのEH-TW7100のほか、BenQ、JMGO、XGIMIの機種を3D対応として紹介しています[11]。
VRゴーグルでの見方はVRゴーグルで映画を見る方法、パソコンとのつなぎ方はMeta QuestをPCに接続する方法をご覧ください。SBSなどの形式の違いは3D動画の見方と探し方、ほかの裸眼3Dディスプレイは裸眼3Dとはで説明しています。
手持ちの3Dブルーレイを見るには
3Dブルーレイは、つなぐ機器のどれか1つでも3Dに対応していないと、3Dで見られません。必要なのは、3D対応のプレーヤーかレコーダー、3D対応のプロジェクターか3Dテレビ、3Dメガネ、ハイスピードHDMIケーブルです[4]。
プレーヤーとレコーダー: 3Dブルーレイを再生できる機種は、今もメーカーのサイトに載っています。ソニーのUBP-X700は、仕様表で3Dブルーレイの再生が「●」になっており、ソニーストアでの価格は58,300円(税込)です[12][13]。パナソニックの比較表では、DP-UB45SとDMP-BDT180の「3Dディスク再生対応」が「○」、DMP-BD90Sは「-」です[14]。レコーダーでは、ソニーのBDZ-FBT4200、BDZ-FBT2200、BDZ-FBW2200の使いかたマニュアルに、3Dブルーレイを再生する手順が載っています[15]。
ディスク: 新作も発売されています。2026年7月15日発売の『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』には、3Dブルーレイを含む4K UHD・3D・ブルーレイのセットがあります。2026年10月11日時点で、楽天ブックスでは7,832円(税込)、タワーレコード オンラインでは9,790円で、どちらも「在庫あり」の表示でした[16][17]。
プロジェクターで見るときは3Dメガネの方式を合わせる
3Dメガネは、プロジェクターの方式に合ったものを選びます。アバック新宿本店のブログによると、VictorとエプソンのEH-TW7100用の純正3Dメガネは、すでに取り扱いが終わっています[11]。エプソンは、EH-TW7100に3Dメガネを同梱しておらず、市販の3Dメガネを使うよう案内しています[18]。BenQ、JMGO、XGIMIなどDLP方式の機種では、汎用の「DLP-Link方式」のアクティブシャッター3Dメガネが使えるようだ、とアバックは書いています[11]。
ユーザーの報告(私たちは試していません): 2025年9月、価格.comのクチコミ掲示板に、エプソンのプロジェクターでは見られた3Dブルーレイが、Dangbeiのプロジェクターでは「上下分割の映像になってしまいます」という投稿がありました。回答者は「液晶機とDLP機では3D眼鏡の互換性がありません。DLP専用品を使う必要があります。」と指摘しています。投稿者はDLP用の3Dメガネを購入し、プロジェクターの「画像」メニューで3Dモードを選び、「結果3D映像を観ることができました。」と報告しました[19]。1人の報告です。
3D映画は配信で見られますか?
テレビやプロジェクターで見られる3Dの配信があるかどうかは、確認できませんでした。2026年10月11日にNetflixの日本語ヘルプセンターを「3D」で検索しても、3Dでの視聴についての記事は表示されませんでした[20]。ほかの配信サービスについては、日本向けの公式ページで3Dへの対応を確認できていません。
ゴーグル型の機器については、メーカーが3Dの配信を案内しています。Appleの日本語版ユーザガイドには、Apple Vision ProのApple TVアプリで3D映画を購入またはレンタルする手順が載っています[8]。日本で購入できる作品は、確認していません。Metaは2026年9月23日、Disney+の加入者が11月から「一部の国」で映画を3Dで視聴できるようになると発表しましたが、対象の国は発表に書かれていません[21]。
2Dの映画を3Dで見る:Owl3D Shift

Owl3D Shiftは、パソコンの横に置いて使う、14インチの裸眼3Dディスプレイです。パソコンで再生している映画のウィンドウをShiftに移すと、Owl3Dアプリがその場で3Dに変換します。SBSの3D動画ファイルも、メガネなしで3D表示できます。動画ファイルを先に3Dに変換しておく方法は、2D動画を3Dに変換する方法をご覧ください。
3Dで見られるのは一度に1人です。パソコンとOwl3Dアプリがなければ3Dにならないため、ブルーレイプレーヤーやレコーダーを直接つないでも3Dでは映りません。リアルタイム変換には、NVIDIA RTX 30シリーズ以上を搭載したWindowsパソコンか、Appleシリコン搭載のMacが必要です。AIによる変換であり、スタジオが制作した3D版ではありません。アプリの表示は英語です。
Owl3Dの製品Owl3D Shiftパソコンの横に置いて使う、14インチの裸眼3Dディスプレイ。よくある質問
4Kテレビで3Dブルーレイは見られますか?
4Kテレビでも、3Dに対応していなければ3Dでは見られません。ソニーは、ブルーレイディスクレコーダーで3D映像を見るには、3D対応テレビと専用の3Dメガネが必要だと案内しています[22]。
3Dテレビはなぜ消えたのですか?
AV Watchは、自宅で3Dメガネをかけて映画を見るという体験が一般に広く浸透しなかったことを理由に挙げています。テレビが4KとHDRに向かい、光の透過率を下げる3D用のフィルターが明るさの妨げになったことも一因だとしています[1]。
3Dテレビが復活する予定はありますか?
2026年10月11日に調べた範囲では、メーカーが3Dテレビの新製品を発表したという情報は見つかりませんでした。一方、WIRED.jpは、世界の3Dテレビ市場が2022年から2028年までに約25%拡大するという調査会社の予測を紹介しています[3]。
出典 (22)
- AV Watch、「3Dテレビ時代の終焉。'17年テレビから3D対応機種が無くなった理由」(2017年6月9日)、https://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/1064070.html (2026年10月11日閲覧)
- 価格.com、「液晶テレビ・有機ELテレビ 製品一覧」、https://kakaku.com/kaden/lcd-tv/itemlist.aspx (2026年10月11日閲覧)
- WIRED.jp、「「3Dテレビ」は復活するか? いま再び“市場拡大”の可能性が浮上した理由」(2023年2月3日)、https://wired.jp/article/make-3d-tvs-a-thing-again/ (2026年10月11日閲覧)
- シアターハウス、「自宅で3D映像の映画を見るためには」、https://theaterhouse.co.jp/contents/3d-contents-view.html (2026年10月11日閲覧)
- XGIMI、「HORIZON 20 Pro Standard Kit 4K スマートホームプロジェクター」、https://jp.xgimi.com/products/horizon-20-pro (2026年10月11日閲覧)
- Metaストア、「SKYBOX VR Video Player」、https://www.meta.com/ja-jp/experiences/skybox-vr-video-player/2063931653705427/ (2026年10月11日閲覧)
- Metaストア、「Meta Quest VRヘッドセットとアクセサリー」、https://www.meta.com/jp/quest/ (2026年10月11日閲覧)
- Appleサポート、「Apple Vision ProのApple TVアプリでApple Immersive Videoや3D映画を視聴する」、https://support.apple.com/ja-jp/guide/apple-vision-pro/tanc09caabb3/visionos (2026年10月11日閲覧)
- Apple、「Apple Vision Pro を購入」、https://www.apple.com/jp/shop/buy-vision/apple-vision-pro (2026年10月11日閲覧)
- Owl3D、「Owl3D Shift - 見るものすべてを3Dにする裸眼3Dディスプレイ」、https://www.owl3d.com/ja/shift (2026年10月11日閲覧)
- アバック新宿本店、「【アバック新宿】2026年1月現在の3D対応プロジェクターをご紹介します」(2026年1月27日)、https://corp.avac.co.jp/shopblog/archives/shinjuku/20260127 (2026年10月11日閲覧)
- ソニー、「UBP-X700 主な仕様」、https://www.sony.jp/bd-player/products/UBP-X700/spec.html (2026年10月11日閲覧)
- ソニー、「ブルーレイディスクプレーヤー/DVDプレーヤー」、https://www.sony.jp/bd-player/ (2026年10月11日閲覧)
- パナソニック、「ブルーレイディスクプレーヤー | 比較表」、https://panasonic.jp/bdplayer/comparison.html (2026年10月11日閲覧)
- ソニー、BDZ-FBT4200 / BDZ-FBT2200 / BDZ-FBW2200 使いかたマニュアル「Blu-ray 3Dやディスクに記録された3D番組を再生したい」、https://www.sony.jp/support/bd/manual/2023_4k/contents/TP1000954611.html (2026年10月11日閲覧)
- 楽天ブックス、「アバター 3D」の検索結果、https://books.rakuten.co.jp/search?sitem=%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC+3D&g=003 (2026年10月11日閲覧)
- タワーレコード オンライン、「アバター 3D」の検索結果、https://tower.jp/search/item/%E3%82%A2%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%BC%203D (2026年10月11日閲覧)
- エプソン、「EH-TW7100 特長1」、https://www.epson.jp/products/homeprojector/ehtw7100/feature_1.htm (2026年10月11日閲覧)
- ユーザーの報告:価格.com クチコミ掲示板、「Blu-ray 3Dが観られない。」(2025年9月)、https://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=26283717/ (2026年10月11日閲覧)
- Netflixヘルプセンター、「3D」の検索結果、https://help.netflix.com/ja/search?q=3D (2026年10月11日閲覧)
- Meta、「Meta VR Glassesを発表、VRの新時代へ」(2026年9月23日)、https://www.meta.com/ja-jp/blog/meta-vr-glasses-announcement-meta-connect/ (2026年10月11日閲覧)
- ソニー、「ブルーレイディスクレコーダーで3D映像の再生はできますか?」、https://support.sony.jp/electronics/support/articles/S1110278035959 (2026年10月11日閲覧)