ガイド

VRゴーグルの選び方とおすすめ:スマホ用・単体型・PS5/PC用の違い

更新日:

この記事について:公開されている情報をもとにOwl3Dが執筆しました。出典(全11件)は記事の最後に掲載しています。

結論

VRゴーグルには、スマホをはめ込む「スマホ用」、ゴーグルだけで動く「単体型」、PS5やPCにつなぐ「PS VR2」、そして「Apple Vision Pro」があります。スマホ用は安く試せて、360度動画などを首を振って見回せますが、iPhoneではYouTubeのゴーグル表示が使えません[1][3]。ゲームや映画まで楽しみたいなら、単体型のMeta Quest 3S(Metaストアで59,400円から)が最初の1台として手頃です[2]。この記事は、動画を3Dに変換するOwl3Dアプリを開発しているOwl3Dが書いています。

白いMeta Quest 3Sと2つのコントローラー。前面に3つずつ並んだカメラがある。

単体型のMeta Quest 3S。画像:Meta

この記事のポイント

  • タイプの違い:単体型はMeta Quest 3Sが59,400円から、Quest 3が102,300円。Apple Vision Proは649,800円からです(2026年11月7日)。
  • スマホ用の注意点:YouTubeのゴーグル表示が使えるのはAndroidだけです。CardboardはGoogle Storeでの販売が2021年に終わっています。
  • メガネ:Quest 3Sにはメガネスペーサーが付属します。Apple Vision Proはメガネをかけたままでは使えません。
  • 酔い・年齢:対象年齢はMetaが10歳以上、PS VR2が12歳以上、Apple Vision Proが13歳以上です。
  • 映画と3D映画:普通の映画は、ゴーグルで見ても3Dにはなりません。

4つのタイプと、それぞれでできること

タイプ例できること価格の目安(税込)
スマホ用エレコム VRG-TL01BKスマホをセットし、360度動画やVR180動画を首を振って見回す[1][3]4,280円(2023年発売時の直販価格)[3]
単体型Meta Quest 3S、Quest 3VRゲームやソーシャル体験[2]59,400円〜102,300円[2][4]
PS5・PC用PlayStation VR2PS5のVRゲーム(PS5本体が必要)。PCアダプターを使うとSteamのPC用VRゲームにも対応[5]ソニーの製品ページに記載なし[5]
Apple Vision ProApple Vision Pro映画、作業、空間ビデオ[6]649,800円から[7]

時点で確認:Metaストア(Quest 3Sは128GB〜256GB、Quest 3は512GB)とApple Storeの表示価格。。

使い方別のおすすめ

白いPlayStation VR2と2つのコントローラーが描かれた箱。
PS5につなぐPlayStation VR2。画像:Sony Interactive Entertainment

スマホ用ゴーグルの注意点

黒いスマホ用VRゴーグルに、上からスマホを差し込んでいるところ。
スマホ用のエレコム VRG-TL01BK。画像:PHILE WEB

iPhoneで、YouTubeのゴーグルのマークを押しても何も変わらない:YouTubeのゴーグル表示(Cardboard)は、Androidのアプリだけの機能です。YouTubeヘルプには「Cardboard は iPhone と iPad ではサポートされていません。」とあります[1]。

スマホを入れたら、左右に分かれて画面が見えない:ゴーグルで見るには、画面を左右2つに分けて表示するVR対応の動画やアプリが必要です[3]。YouTubeのAndroidアプリでは、Cardboardアイコンを押すと画面が二分割されます[1]。

サイズ:ゴーグルごとに対応するスマホの大きさが決まっています。上の製品が対応するのは4.7〜7.0インチです[3]。

Googleの紙製ゴーグル「Cardboard」は、2021年にGoogle Storeでの販売が終わっています[8]。スマホで見られるVR動画の探し方は、VR動画の見方にまとめています。

メガネをかけたまま使える?

機種によります。Meta Quest 3Sには、メガネスペーサーが付属します[9]。Apple Vision Proはメガネをかけたままでは使えず、視力の矯正が必要な人は「ZEISS Optical Inserts」を別途購入する場合があります[7]。スマホ用には、上のエレコム製品のように、メガネをかけたまま使えるものもあります[3]。PICO 4 UltraについてはPICO 4 Ultraの記事をご覧ください。

黒い枠の丸いレンズが2枚並んでいる。
Apple Vision Pro用のZEISS Optical Inserts。画像:Apple

酔う?目が疲れる?何歳から?

対象年齢:Meta Quest 3Sと3は10歳以上[2][4]、PS VR2は12歳以上[5]、Apple Vision Proは13歳以上です[7]。

酔いや疲れ:Metaの保護者向けの案内では、気分が悪くなったら使うのをやめること、時間を決めて休憩をとることを挙げています。頭痛や吐き気などが出たら、使いすぎか、ゴーグルが正しくフィットしていない可能性があるとしています[10]。酔いを防ぐ設定は3D酔い・VR酔いの記事にまとめています。

映画や3D映画は見られる?

単体型やApple Vision Proでは、配信サービスの映画を大きな画面で見られます[6][11]。ただし、普通の2Dの映画は、ゴーグルで見ても3Dにはなりません。たとえばディズニープラスは、現在のところQuestではすべての作品が2Dです[11]。3D映画を見るには、3Dの動画ファイルを再生アプリで開きます。手順はVRゴーグルで映画を見る方法をご覧ください。

手持ちの2Dの映画を3Dで見たい人には、Owl3DのMeta Quest向けアプリOwl3D Linkがあります。WindowsパソコンのOwl3Dアプリと組み合わせて、パソコンで再生中の映画を、その場で3Dに変換しながらゴーグルに映します。パソコンにはNVIDIA RTX 3060以上のグラフィックボードが必要です。無料で使えます。無料プランでは1回のセッションが15分までで、映像に透かしが入ります。AIによる変換であり、スタジオが制作した3D版ではありません。

Owl3Dの製品Owl3Dコンバーター2Dの動画や写真を3Dに変換する、Windows・Mac用のデスクトップアプリ。

利用者の声(当社では検証していません)

スマホ用の画質:価格.comのエレコム製スマホ用ゴーグル(7機種、14人)のレビューから2件です。「最初はまあまあ楽しかったけど、とにかく画質がしょぼいのですぐに飽きた。」(2024年4月)。一方で「本格的なVRゴーグルにはけっこう劣るがVRってどんな感じかは体験できる素晴らしい商品」(2025年7月)という声もあります(価格.com)。

iPhoneのYouTube:「いろいろ調べて右下のゴーグルマークを押すと2画面になるとあったのですが押しても何も変わりません。」(知恵袋、2024年5月)。2024年の知恵袋では、5件の回答が、iPhoneのYouTubeではVRの2画面表示ができないと書いています。

メガネ:「頭のサイズによるんだろうけど、私は普通のメガネをかけたままメタクエスト3をかぶれてます」(知恵袋、2025年6月)。別の回答者は「メガネ使用者は迷わずに度付きレンズを使う事をオススメします。」と書いています(知恵袋、2026年4月)。

酔い:PS VR2の購入者は「GT7の為に買って初めの2日間は酔いました。3日目から酔わなくなり」と書いています(知恵袋、2023年2月)。

配信の画質:VRゴーグルでの映画鑑賞についての質問に、回答者の1人は「ビデオで言うと、DVDよりちょっとだけ落ちるかなという程度ですかね。」と書いています(知恵袋、2024年1月)。

出典 (11)

  1. YouTubeヘルプ、「Cardboard で VR180 動画と 360° 動画を視聴する」、https://support.google.com/youtube/answer/6239930?hl=ja (2026年11月7日閲覧)
  2. Meta、「Meta Quest 3S: 次世代のVR(仮想現実)ヘッドセット | Metaストア」、https://www.meta.com/jp/quest/quest-3s/ (2026年11月7日閲覧)
  3. PHILE WEB、「エレコム、装着したままスマホの画面操作や周囲が確認できるVRゴーグル」(2023年2月1日)、https://www.phileweb.com/news/d-av/202302/01/57416.html (2026年11月7日閲覧)
  4. Meta、「Meta Quest 3: 次世代のVRヘッドセット | Metaストア」、https://www.meta.com/jp/quest/quest-3/ (2026年11月7日閲覧)
  5. Sony Interactive Entertainment、「PlayStation VR2 | PS5で実現する次世代のVRゲームがここに」、https://www.playstation.com/ja-jp/ps-vr2/ (2026年11月7日閲覧)
  6. Apple、「Apple Vision Pro - Apple(日本)」、https://www.apple.com/jp/apple-vision-pro/ (2026年11月7日閲覧)
  7. Apple、「Apple Vision Pro を購入 - Apple(日本)」、https://www.apple.com/jp/shop/buy-vision/apple-vision-pro (2026年11月7日閲覧)
  8. 9to5Google、「Google Store stops selling Cardboard VR headsets」(2021年3月3日)、https://9to5google.com/2021/03/03/google-store-stops-selling-cardboard-vr-headsets/ (2026年11月7日閲覧)
  9. GIGAZINE、「4万円台からゲットできるMRヘッドセット『Meta Quest 3S』フォトレビュー、Quest 3から何が変わったのか?」(2024年10月9日)、https://gigazine.net/news/20241009-meta-quest-3s-appearance/ (2026年11月7日閲覧)
  10. Meta、「13歳未満のお子様と保護者のための Meta Questの安全に関するご注意」(PDF)、https://image.yodobashi.com/etcobject/100000001006341026/M0000012890.pdf (2026年11月7日閲覧)
  11. ディズニープラスナビ、「Meta Questでディズニープラスを楽しもう」、https://www.disneyplus.com/ja-jp/explore/articles/meta-quest-disney-plus (2026年11月7日閲覧)

最新情報をお届けします!

Owl3D
© 2026 Owl3D. All rights reserved.