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ドルビーシネマとは?IMAX・ドルビーアトモスとの違いと料金

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この記事について:公開されている情報をもとにOwl3Dが執筆しました。出典(全18件)は記事の最後に掲載しています。

結論

ドルビーシネマは、ドルビーの映像技術「ドルビービジョン」と立体音響「ドルビーアトモス」に、専用のシアターデザインを組み合わせた映画館の上映方式です[1][2]。ドルビー日本法人によると、明暗の差(コントラスト)は通常の映写機の500倍ほどあり、暗い場面の再現に優れているとされています[3]。国内には11か所あります(2026年3月時点)[3]。追加料金は、2026年11月3日に確認したところ、TOHOシネマズ 大井町で600円、丸の内ピカデリーで700円でした[5][6]。この記事は、Owl3D Shiftを製造・販売し、動画を3Dに変換するOwl3Dアプリを開発しているOwl3Dが書いています。

黒で統一されたシアターに黒い座席が並び、正面の大きなスクリーンに「ピカデリー」と「DOLBY CINEMA」のロゴが映っている。

丸の内ピカデリーのドルビーシネマ。画像:Dick Thomas Johnson、CC BY 2.0、Wikimedia Commons

この記事のポイント

  • 「ドルビーアトモス」と表記された上映回は、音響だけが対象です。映像のドルビービジョンも含むのは、ドルビーシネマの上映です。詳しくはアトモスとの違いへ。
  • IMAXとの違いは、画面の大きさを取るか、黒の深さと色域の広さを取るかです。比較表で確認できます。
  • ドルビーシネマは3D上映にも対応しています。2025年12月公開の『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』も3Dで上映されました。今の状況は3D上映へ。
  • 3Dで見るときは専用のドルビー3Dメガネを使います。ほかの3Dメガネは使えません。

ドルビーシネマは何がすごいのですか?

ドルビーシネマは、映像・音響・シアターの3つがそろって初めて名乗れる上映方式です[2][3]。

要素 内容
映像(ドルビービジョン) 2台のプロジェクターでドルビービジョンの4Kレーザー投影を行います[1]。明るさは108nitsで、通常の映写機の2倍以上です[3]
音響(ドルビーアトモス) 天井のスピーカーも1台ずつ個別に鳴らし、音を前後左右と頭上で動かします[3][2]
シアター 黒を基調にした内装で、カーペットや座席も艶のない黒です。どの席でも同じように見えるよう、座席ごとの視野角まで決めて設計しています[3]

ドルビーの尾崎卓也氏は、AV Watchの取材に「暗がりの中のシーンの再現性が非常に優れています」と話しています[3]。夜景など暗い場面の多い映画ほど、通常の上映との違いがわかりやすくなります。

青い光で縁取られた黒い壁に「DOLBY CINEMA」のロゴがあり、暗い入口が奥へ続いている。
ミッドランドスクエアシネマ(名古屋)のドルビーシネマの入口。画像:Razgrad、CC BY-SA 4.0、Wikimedia Commons

なお、ドルビーシネマのシアターでも、作品がドルビーシネマ向けに制作されていなければ、その上映にはなりません。通常の上映や、ドルビーアトモスの上映になることもあります[4]。チケットを買うときは、上映回の表記を確認してください。

見た人の声: 2025年11月、ガールズちゃんねるで『進撃の巨人』のドルビーシネマ版の話題が出たとき、ある人は「ドルビーシネマ版と通常版の差がわからん」と書きました。これに別の人が「ドルビーシネマの黒は漆黒なんよ」と返しました[13]。どちらも個人の感想で、私たちは見比べていません。

ドルビーアトモスとの違い

ドルビーアトモスは、ドルビーシネマを構成する要素のうち、音響の部分にあたります。アトモスの上映では、音は立体音響になりますが、映像はドルビービジョンになりません[2][4]。追加料金も、ドルビーシネマとは別の金額です。TOHOシネマズ 大井町では、ドルビーアトモスの追加料金が200円、ドルビーシネマが600円です[5]。

ドルビーシネマとは別に、ドルビービジョンとドルビーアトモスの両方に対応する「Dolby Vision+Atmos」という規格もあります。国内では2026年10月6日、シネマサンシャイン三郷に初めて導入されました[4]。

IMAXとの違い:どちらで見るか

上映方式強み追加料金の例
ドルビーシネマ黒の深さと色域の広さ(ドルビービジョン)、天井まで使う立体音響TOHOシネマズ 大井町 600円[5]
IMAXレーザー大きな画面。109シネマズ大阪エキスポシティは高さ18m×横幅26m[9]TOHOシネマズ新宿 700円[8]
ドルビーアトモス立体音響のみ。映像は通常TOHOシネマズ 大井町 200円[5]

時点で確認:各館の料金ページ。

SASARU movieの記者は、自分で選ぶときの基準を次のように挙げています[11]。

  • IMAX: IMAXカメラ(またはIMAX認定カメラ)で撮影された作品、アクションの多い作品
  • ドルビーシネマ: アニメなど色彩の豊かな作品、夜の場面が多い作品、3D映画

IMAXの種類と料金はIMAXとはで、4DXについては4DXとはで説明しています。

ドルビーシネマの料金はいくら?

追加料金は、通常の鑑賞料金に上乗せされます。2026年11月3日に、各チェーンの料金ページを確認しました。

劇場一般料金ドルビーシネマ3D作品の追加料金(ドルビーシネマ料金を含む合計)
TOHOシネマズ 大井町2,200円+600円+1,000円(ドルビーシネマ600円+3D鑑賞料金400円。専用メガネ代込み)[5][7]
丸の内ピカデリー(松竹)2,100円+700円+1,100円[6]
MOVIXさいたま(松竹)2,100円+700円+1,100円[18]

時点で確認:各館の料金ページ。

  • 割引: TOHOシネマズでは、割引料金で見るときも追加料金がかかります。ムビチケカードは追加料金を払えば使えます[7]。
  • 無料券: 丸の内ピカデリーでは、無料鑑賞クーポンや招待券などの無料券は、ドルビーシネマ作品には使えません[6]。

T・ジョイ(新宿バルト9など)の料金は、2026年11月3日時点で確認できませんでした。3D上映の一般的な追加料金は、3D映画の記事でチェーンごとに比べています。

ドルビーシネマは今も3Dで上映していますか?

3D上映に対応した設備は今もあります。ただし、3D版の作品は少なく、2026年11月3日には見つかりませんでした。

ドルビー日本法人の尾崎氏は2026年3月、「現在、日本で導入しているドルビーシネマは3Dもサポートする前提で話を進めている」と話しています[3]。2025年12月19日公開の『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、TOHOシネマズすすきので、ドルビーシネマの3D・ハイフレームレートで上映されました[11]。この作品の劇場公開は2026年2月26日に終わっています[12]。

2026年11月3日に、ドルビーの日本向けページと、松竹・ミッドランドスクエアシネマのドルビーシネマのページを確認しました[1][16][17]。上映中・上映予定の作品に3D版はありませんでした。

黒いフレームと緑のフレームの、2つのドルビー3D専用メガネ。レンズが虹色に光っている。
ドルビー3D専用メガネ。画像:TOHOシネマズ

3Dで見るときは、ドルビー3D専用のメガネを使います。TOHOシネマズでは貸し出しのみで、スクリーンに入るときに渡され、ふだんのメガネの上からもかけられます[10]。ほかの劇場で買った3Dメガネは使えません[5]。メガネのしくみは3Dメガネの記事で説明しています。

家でドルビーシネマのように見られますか?

ドルビーシネマそのものは映画館の方式です。ドルビーによると、家でドルビービジョンやドルビーアトモスを楽しむには、対応する配信サービスと対応機器が必要です[15]。

3Dで見たい場合は、事情が違います。映画.comのレビューで、ドルビーシネマ3Dで見た人は「いつかこれを家で見られる日は来るのかな」と書いていました[14]。家で3D映画を見る方法は、3D映画の記事にまとめています。

Owl3D Shiftは、パソコンの横に置く14インチの裸眼3Dディスプレイです。パソコンで再生している2Dの映画を、Owl3Dアプリがその場で3Dに変換し、メガネなしで見られます。NVIDIA RTX 30シリーズ以上を搭載したWindowsパソコンか、Appleシリコン搭載のMacが必要です。3Dで見られるのは一度に1人です。AIによる変換であり、スタジオが制作した3D版ではありません。アプリの表示は「設定」→「システム」→「言語」で日本語に切り替えられます。

Owl3Dの製品Owl3D Shift14インチのLive 3Dモニター。画面に映るものが何でも裸眼3Dになります。

よくある質問

ドルビーシネマは全国に何館ありますか?

ドルビー日本法人によると、全国11か所です(2026年3月時点)[3]。Wikipediaの一覧では、北海道1、埼玉1、東京3、神奈川1、愛知1、京都1、大阪2、福岡1の11館です(2026年4月時点)[4]。

ドルビーシネマ対応の劇場なら、どの作品もドルビーシネマで見られますか?

いいえ。作品がドルビーシネマ用に作られている場合だけです。それ以外の作品は、同じシアターでも通常の上映やドルビーアトモスの上映になります[4]。

ドルビーシネマはIMAXより高いですか?

劇場によって違います。2026年11月3日に確認したTOHOシネマズでは、大井町のドルビーシネマが600円、新宿のIMAXレーザーが700円の追加でした[5][8]。丸の内ピカデリーのドルビーシネマは700円の追加です[6]。

出典 (18)

  1. Dolby Japan、「ドルビーシネマで、物語を“感じる”体験を」、https://www.dolby.com/ja/experience/cinema/ (2026年11月3日閲覧)
  2. TOHOシネマズ、「Dolby Cinemaとは」、https://www.tohotheater.jp/service/dolby-cinema/ (2026年11月2日閲覧)
  3. AV Watch、「28日開業「TOHOシネマズ 大井町」ドルビーシネマ見てきた。今後の展開も直撃」(2026年3月27日)、https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/2096668.html (2026年11月2日閲覧)
  4. Wikipedia、「ドルビーシネマ」、https://ja.wikipedia.org/wiki/ドルビーシネマ (2026年11月3日閲覧)
  5. TOHOシネマズ 大井町、「料金・割引サービス表」、https://www.tohotheater.jp/theater/090/price.html (2026年11月3日閲覧)
  6. 丸の内ピカデリー、「サービス・料金案内」、https://www.smt-cinema.com/site/marunouchi/service.html (2026年11月3日閲覧)
  7. TOHOシネマズ よくあるお問い合わせ、「Dolby Cinema®について」、https://help.tohotheater.jp/faq/show/2606?category_id=464&site_domain=default (2026年11月2日閲覧)
  8. TOHOシネマズ 新宿、「料金・割引サービス表」、https://www.tohotheater.jp/theater/076/price.html (2026年11月3日閲覧)
  9. 109シネマズ、「IMAX®レーザー/GTテクノロジー」、https://109cinemas.net/imax/imax-with-laser.html (2026年11月3日閲覧)
  10. TOHOシネマズ、「3Dメガネのご案内」、https://www.tohotheater.jp/news/3d-megane.html (2026年11月2日閲覧)
  11. SASARU movie、「IMAXとドルビーシネマで『アバター』最新作を観た。美しい創造性と最先端の視覚効果、3Dは奥行き表現」(2026年1月6日)、https://movie.sasaru.media/article/20260106_002/ (2026年11月2日閲覧)
  12. 映画.com、「「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」劇場上映終幕は2月26日 2月20日からIMAX3D上映が復活」(2026年2月10日)、https://eiga.com/news/20260210/9/ (2026年11月2日閲覧)
  13. ガールズちゃんねる、「劇場版『進撃の巨人』完結編、来年1月に復活上映 シリーズ初のドルビーシネマ版先行公開」、https://girlschannel.net/topics/5916436/ (2026年11月2日閲覧)
  14. 映画.com、ユーザーレビュー「ドルビーシネマ3Dでしか摂取できないフルスペック上映」(2025年12月21日)、https://eiga.com/movie/87902/review/05960354 (2026年11月2日閲覧)
  15. Dolby Japan、「MOVIES & TV IN DOLBY」、https://www.dolby.com/ja/movies--tv/ (2026年11月2日閲覧)
  16. 松竹マルチプレックスシアターズ、ドルビーシネマのページ、https://www.smt-cinema.com/dolby/index.html (2026年11月3日閲覧)
  17. ミッドランドスクエアシネマ、「Dolby Cinema(ドルビーシネマ)」ページ、http://midland-sq-cinema-dolby.jp/ (2026年11月3日閲覧)
  18. MOVIXさいたま、「サービス・料金案内」、https://www.smt-cinema.com/site/saitama/service.html (2026年11月3日閲覧)

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